オンラインゲームに必要な上り速度の目安は?

オンラインゲームに必要な上り速度の目安は?

オンラインゲームの上り速度は、通常の対戦プレイなら1Mbps以上が一つの目安です。ボイスチャットや通信の安定性まで考えるなら、3Mbps以上あると余裕を持ちやすくなります。

ただし、オンラインゲームの快適さは上り速度だけでは決まりません。特に重要なのは、ゲームサーバーとのPing値(通信の往復時間)、遅延のばらつき、パケットロス、通信機器やWi-Fiの安定性です。

オンラインゲームの上り速度は1〜3Mbpsが目安

用途 上り速度の目安 判断のポイント
通常のオンライン対戦 1Mbps以上 ゲームの通信だけなら、この程度でも動作する場合がある
ボイスチャットを併用 3Mbps以上 ゲーム以外の通信が重なる場合にも余裕を持ちやすい
ゲーム配信やビデオ通話を同時に行う 用途に応じてさらに必要 配信画質やサービスの推奨値を別に確認する

この数値は一般的な判断の目安であり、すべてのゲームや通信環境で快適さを保証するものではありません。ゲーム機やパソコンの台数、同時に使うアプリ、回線の混雑によって必要な余裕は変わります。

上り速度が速くてもラグが起きる理由

上り速度が十分でも、Ping値が高かったり通信が不安定だったりすると、操作の反映が遅れる「ラグ」が起きます。オンライン対戦では、大容量のデータを送ることよりも、短い通信をすばやく安定して送受信できることが重要です。

Ping値が高い

Ping値は、端末からゲームサーバーへデータを送り、返事が戻るまでの時間です。数値が小さいほど、操作と画面の反応に時間差が出にくくなります。

同じ回線でも、接続先のゲームサーバーが遠い時間帯や、回線が混雑している時間帯にはPing値が上がることがあります。

通信が安定していない

上り速度の最大値が高くても、速度が大きく変動したり、パケットロスが発生したりすると、キャラクターの動きが止まる、対戦から切断されるといった問題が起きます。

特にWi-Fiでは、ルーターとの距離、壁や家電の影響、同時接続台数などによって通信状態が変わります。

家庭内で別の通信を同時に使っている

家族が動画をアップロードしている、クラウドへ写真を同期している、別の端末でライブ配信をしているといった場合は、ゲームに使える上り帯域が減ります。

ゲーム単体では問題のない回線でも、複数の通信が重なるとラグが発生することがあります。

自分の回線で確認する項目

オンラインゲームのために回線を確認するときは、上り速度だけでなく、次の項目を同じ時間帯・同じ接続方法で測定します。

  • 上り速度
  • 下り速度
  • Ping値
  • 測定中の速度の変動
  • ゲーム中の切断やパケットロスの有無

昼間に問題がなくても、夜間に利用者が増えて速度やPing値が変わることがあります。実際にゲームをする時間帯に測定し、ゲームを起動した状態でもラグが起きないか確認するのが判断しやすい方法です。

上り速度が足りないときの対処法

  1. ほかの端末のアップロードを止める。写真や動画のクラウド同期、ファイル送信、ライブ配信などを一時停止します。
  2. ゲーム機やパソコンをルーターに近づける。Wi-Fiを使う場合は、壁や床をできるだけ挟まない位置に置きます。
  3. 可能なら有線LANに変更する。Wi-Fiの電波干渉や距離による不安定さを減らせます。
  4. ルーターを再起動して再測定する。一時的な通信不調かどうかを切り分けます。
  5. 時間帯を変えて測定する。夜間だけ遅い場合は、回線の混雑が原因の可能性があります。
  6. ゲーム内のサーバー地域を確認する。変更できるゲームでは、距離の近いサーバーのほうが遅延が小さくなる場合があります。

対処しても夜間の速度低下や高いPing値が続く場合は、上り速度の数値だけでなく、回線そのものの混雑や接続方式も確認する必要があります。

ゲーム配信をする場合は必要な上り速度が変わる

ゲームをプレイするだけなら1〜3Mbps程度が一つの目安ですが、プレイ画面をライブ配信する場合は別に考えます。配信ではゲームの通信に加えて、映像と音声を継続的にアップロードするためです。

配信に必要な上り速度は、解像度、フレームレート、映像のビットレート、配信サービスの推奨設定によって変わります。配信を行う場合は、利用するサービスが示す推奨ビットレートに加え、ゲーム本体の通信分と速度変動への余裕を確保してください。

たとえば、配信設定で必要なビットレートが5Mbpsなら、上り速度が常に5Mbpsあれば十分とは限りません。ほかの通信も考慮し、速度の実測値に余裕がある状態で利用する必要があります。

結論:通常プレイなら1Mbps以上、安定性も確認する

オンラインゲームの上り速度は、通常の対戦プレイなら1Mbps以上、ボイスチャットなども使うなら3Mbps以上を目安にできます。ただし、数値が目安を上回っていても、Ping値が高い、速度が変動する、パケットロスがある場合は快適に遊べないことがあります。

まずはゲームをする時間帯に、上り速度とPing値を測定してください。上り速度が目安を満たしているのにラグがある場合は、有線LANへの変更、同時通信の停止、時間帯による混雑の確認を順番に行うと原因を切り分けやすくなります。