PS5のパケットロスを改善するには、まずWi-Fiから有線LANへ切り替え、PS5・ルーター・ONUを再起動します。それでも直らない場合は、Wi-Fiの電波干渉、LANケーブルやルーターの不具合、回線の混雑、ゲームサーバー側の障害を切り分けます。
パケットロスとは、PS5から送ったデータや受け取るはずのデータが途中で失われる状態です。オンラインゲームでは、キャラクターが瞬間移動する、操作が遅れて反映される、接続が切れるといった症状につながります。
PS5のパケットロスを改善する手順
原因を特定しやすいように、次の順番で確認してください。設定を変更する前に、同じゲームだけで起きるのか、ほかのオンライン機能でも起きるのかを確認すると判断しやすくなります。
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PS5を有線LANで接続する
可能であれば、PS5とルーターをLANケーブルで直接つなぎます。Wi-Fi接続でパケットロスが起きている場合、有線LANへの変更だけで改善することがあります。
有線接続後、PS5で「設定」から「ネットワーク」を開き、「接続状況」またはインターネット接続のテストを実行します。症状が改善した場合は、回線全体よりもWi-Fi環境に原因がある可能性が高いと考えられます。
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PS5、ルーター、ONUを再起動する
PS5を終了したあと、ルーターとONU(光回線終端装置)の電源を切ります。数分待ってから、ONU、ルーター、PS5の順に電源を入れ直してください。
電源ボタンで正常に終了できない機器がある場合は、取扱説明書の手順を優先します。頻繁な電源の抜き差しは機器に負担をかけるため、症状が出るたびに繰り返すのではなく、原因の切り分けとして行います。
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LANケーブルと接続先を確認する
有線でもパケットロスが続く場合は、LANケーブルを別のものに交換し、ルーターの別のLANポートでも試します。ケーブルの差し込みが緩い、コネクターが破損している、ケーブルが強く折れ曲がっている場合も確認してください。
別のLANケーブルやポートで改善したなら、PS5本体ではなく、交換前のケーブルまたはルーターのポートに問題があった可能性があります。
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Wi-Fiの周波数帯と設置場所を見直す
Wi-Fiを使う場合は、PS5をルーターの近くで接続し、壁、床、家具、金属製の棚などで電波が遮られないようにします。電子レンジの使用時だけ症状が出るなら、電波干渉が関係している可能性があります。
PS5の接続設定で5GHz帯を選べる場合、ルーターとの距離が近く、間に障害物が少ない環境では5GHzを試します。距離が長い、壁が多い場合は、5GHzよりも2.4GHzのほうが届きやすいことがあります。
PS5でWi-Fiの周波数帯を変更する場合は、「設定」→「ネットワーク」→「設定」→「インターネット接続を設定する」から接続中のWi-Fiを選び、詳細設定にある周波数帯の項目を確認します。表示項目はシステムソフトウェアや接続環境によって異なる場合があります。
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同じ時間帯の通信を減らす
家の中で動画視聴、オンライン会議、大容量ファイルのダウンロード、クラウドへのバックアップなどが重なると、通信が混雑してゲームの通信が不安定になることがあります。
ほかの機器の通信を一時的に止めて症状が改善するか確認してください。改善する場合は、ゲーム中の大容量通信を避ける、ルーターの通信制御機能を見直すなどの対策が考えられます。
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PS5とゲームを更新する
PS5のシステムソフトウェア、ゲーム本体、ルーターのファームウェアに更新がないか確認します。更新によって通信の不具合が修正される場合がありますが、更新だけでパケットロスが必ず直るとは限りません。
パケットロスの原因を切り分ける方法
改善しないときは、症状が発生する範囲を比べます。次のように分けると、PS5、家庭内ネットワーク、インターネット回線、ゲーム側のどこを確認すべきか判断しやすくなります。
| 症状 | 考えられる原因 | 確認すること |
|---|---|---|
| Wi-Fiだけで起き、有線では改善する | 電波干渉、距離、障害物、Wi-Fi機器 | ルーターの場所、周波数帯、ほかの無線機器 |
| 有線でもPS5だけで起きる | LANケーブル、ルーターのポート、PS5側の接続 | ケーブルやポートを交換して再確認 |
| 家中の機器で同時に起きる | ルーター、ONU、回線、プロバイダー側 | 別の端末でも通信を確認し、発生時間を記録 |
| 特定のゲームだけで起きる | ゲームサーバー、ゲーム側の障害、経路上の問題 | 別のオンラインゲームやサービスでも発生するか確認 |
| 特定の時間帯に集中する | 回線や地域の混雑 | 発生時刻、曜日、接続方法を記録 |
PS5のネットワーク接続テストで速度が高く表示されても、パケットロスがないとは限りません。速度は一定時間に運べるデータ量、パケットロスはデータが途中で失われる割合を示す別の問題です。
反対に、PS5のテスト結果だけでパケットロスの発生箇所を特定できるとは限りません。PS5で症状が出た日時、接続方法、プレイしたゲーム、ほかの端末の状態を記録すると、プロバイダーやゲーム運営元へ相談するときに役立ちます。
PS5のDNS変更やMTU変更で直るのか
DNSの変更やMTUの手動設定は、パケットロス対策の最初に行う方法ではありません。DNSは主にドメイン名を通信先のアドレスへ変換する仕組みで、Wi-Fiの電波干渉やLANケーブルの不良を直接改善するものではありません。
MTUは1回の通信で送れるデータの大きさに関する設定です。値が環境に合わないと通信に問題が出る場合はありますが、根拠なく数値を変更すると、かえって通信が不安定になることがあります。まずは「自動」設定に戻し、有線接続や機器の再起動など基本的な確認を優先してください。
ポート開放やNATタイプはパケットロス対策になるのか
ポート開放は、特定の通信を外部から家庭内の機器へ通す設定です。NATタイプの改善や一部の接続問題に関係することはありますが、パケットロスの原因がWi-Fi干渉、回線混雑、ケーブル不良、ゲームサーバー側にある場合、ポート開放だけでは改善しません。
必要性を確認せずにポート開放を行うと、家庭内ネットワークの設定を複雑にすることがあります。まずは有線接続、再起動、ケーブル交換、通信の切り分けを行い、ゲームやルーターの公式案内で必要とされている場合に限って検討してください。
改善しないときに問い合わせる先
有線LANでも複数のゲームやサービスでパケットロスが発生し、家のほかの機器でも通信が不安定なら、インターネット回線やプロバイダーへの相談を検討します。問い合わせ時には、次の情報を伝えると状況を説明しやすくなります。
- 症状が発生した日時と頻度
- PS5が有線接続かWi-Fi接続か
- 特定のゲームだけか、複数のサービスで起きるか
- ほかのスマートフォンやパソコンでも通信が不安定か
- PS5、ルーター、ONUを再起動しても改善しなかったこと
- LANケーブルやWi-Fi周波数帯を変更した結果
特定のゲームだけで発生し、ほかのオンラインサービスは正常なら、ゲーム運営元の障害情報やメンテナンス情報も確認します。ゲーム側のサーバーや通信経路に原因がある場合、PS5の設定を変更しても改善できないことがあります。
PS5のパケットロス改善で最初にすること
最初にPS5を有線LANへ切り替え、PS5・ルーター・ONUを再起動してください。有線で改善するならWi-Fi環境を見直し、有線でも改善しないならLANケーブル、ほかの端末、別のゲームを順番に確認します。
症状が複数の端末やサービスで続く場合は、発生日時と接続条件を記録して回線事業者へ相談します。特定のゲームだけで起きる場合は、ゲーム側の障害やサーバーの状況も確認し、原因が分からないままDNSやMTU、ポート開放を変更するのは避けてください。







