ゲーム用無線LANでは、近距離で対応機器を使うなら6GHz、部屋をまたぐ・対応機器が少ないなら5GHzが向いています。6GHzは電波の混雑が少なく、通信の安定性を期待しやすい一方、5GHzより壁や距離の影響を受けやすいからです。
ただし、オンラインゲームでは通信速度の数値だけでなく、遅延(操作してからゲーム内に反映されるまでの時間)と接続の安定性が重要です。6GHzに変えれば必ず遅延が小さくなるとは限りません。
5GHzと6GHzの違い
| 比較項目 | 5GHz | 6GHz |
|---|---|---|
| 対応機器 | 対応するルーターやゲーム機が比較的多い | Wi-Fi 6EまたはWi-Fi 7など、6GHz対応機器が必要 |
| 電波の届き方 | 6GHzより遠くまで届きやすく、壁の影響も比較的小さい | 距離や壁の影響を受けやすい |
| 混雑 | 周囲のWi-Fiや機器と混雑することがある | 対応機器が限られるため、混雑を避けやすい |
| ゲームでの使いやすさ | 部屋が離れている場合や対応機器が多い場合に向く | ルーターとゲーム機が近く、両方が対応している場合に向く |
6GHzは5GHzよりゲーム向きなのか
6GHzは、条件が合えばゲーム用無線LANに向いています。利用する機器が少ない帯域を使えるため、近隣のWi-Fiや家庭内の通信による混雑を受けにくく、通信の安定につながる可能性があります。
一方で、6GHzの電波は5GHzより障害物に弱い傾向があります。ルーターが別の部屋や階にある場合、6GHzの通信速度や安定性が5GHzを下回ることもあります。
つまり、6GHzは帯域の新しさだけで選ぶのではなく、ルーターとゲーム機の距離、壁の数、対応状況を含めて判断する必要があります。
ゲーム用無線LANで5GHzを選ぶケース
次のような場合は、5GHzが現実的な選択です。
- ゲーム機がWi-Fi 6EやWi-Fi 7の6GHz通信に対応していない
- ルーターとゲーム機の間に壁や床がある
- 6GHzでは電波が弱く、接続が不安定になる
- 家の中で5GHzの利用者が少なく、混雑していない
- ゲーム機の近くまでLANケーブルを配線できない
5GHzでも、ゲーム機とルーターを近づける、不要な通信を減らす、ルーターの設置場所を見直すといった対策で安定性を改善できる場合があります。
ゲーム用無線LANで6GHzを選ぶケース
次の条件がそろうなら、6GHzを試す価値があります。
- ルーターとゲーム機が同じ部屋、または近い場所にある
- ルーターとゲーム機の両方が6GHzに対応している
- 周囲のWi-Fiが多く、5GHzの混雑が気になる
- ゲーム機以外の通信機器も6GHzに対応している
6GHz対応ルーターを購入しても、ゲーム機側が6GHzに対応していなければ、ゲーム機は6GHzでは接続できません。ルーターだけでなく、ゲーム機やパソコンの無線LAN規格も確認してください。
5GHzと6GHzは通信速度より遅延と安定性で比べる
オンラインゲームの通信量は、動画視聴や大容量ファイルのダウンロードほど大きくないことがあります。そのため、最大通信速度が高い帯域を選ぶだけでは、ゲームの操作感が改善するとは限りません。
確認したいのは、主に次の点です。
- ゲーム中に接続が途切れないか
- 遅延の数値が大きく変動しないか
- 家族が動画視聴や大容量ダウンロードをしたときに不安定にならないか
- ルーターからゲーム機までの間に壁や床がないか
同じ場所で5GHzと6GHzを試せる場合は、実際にゲームをプレイしながら遅延や切断の有無を比べるのが確実です。速度テストの結果だけでなく、普段遊ぶ時間帯の安定性も見て判断します。
6GHzに接続できないときの確認点
6GHzが表示されない場合、対応機器や設定が原因の可能性があります。次の順番で確認してください。
- ゲーム機やパソコンがWi-Fi 6EまたはWi-Fi 7に対応しているか確認する。
- 無線LANルーターが6GHzに対応しているか確認する。
- ゲーム機とルーターのファームウェアを更新する。
- ルーターの設定画面で6GHzの無線機能が有効になっているか確認する。
- ルーターの近くで6GHzのネットワーク名が表示されるか試す。
6GHzは対応していないゲーム機からは利用できません。また、機器や地域によって利用できるチャンネル、暗号化方式などの条件が異なる場合があるため、最終的には各機器の仕様と設定画面を確認してください。
迷ったときの選び方
| 状況 | 向いている帯域 | 理由 |
|---|---|---|
| ルーターとゲーム機が同じ部屋にある | 6GHz | 混雑の影響を避けやすいため |
| 別の部屋や階にゲーム機がある | 5GHz | 6GHzより距離や壁の影響を受けにくいため |
| ゲーム機が6GHzに対応していない | 5GHz | 6GHzには接続できないため |
| 5GHzが混雑していて、6GHz対応機器を近距離で使う | 6GHz | 混雑を避けられる可能性があるため |
| どちらでも接続でき、違いが分からない | 実際に安定する方 | 距離や家庭内の電波環境によって結果が変わるため |
結論:近距離なら6GHz、距離や壁があるなら5GHz
ゲーム用無線LANの5GHzと6GHzの違いは、主に対応機器、電波の届きやすさ、周囲の混雑です。6GHzはルーターとゲーム機が近く、両方が対応している場合に向いています。
ゲーム機が別の部屋にある、壁が多い、6GHz対応機器ではないという場合は、5GHzを選ぶ方が安定する可能性があります。まずゲーム機の対応状況を確認し、同じ場所・同じ時間帯で5GHzと6GHzの遅延や切断の有無を比べてください。







